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(少し強引すぎるけど、この人の熱心さは真面目さゆえに違いない。結婚に高い理想を持ち、決して妥協をしようとしない。多分、仕事の出来る人なのだろう。周囲から誤解を受けることは多いだろうけど…)
賢明な母は、すでに三浦さんの本質を見抜いていた。
ちなみに三浦さんの職業は、技術系管理職など、専門性の高い人材を企業に斡旋する仕事。人間分析に掛けては母以上にプロなのだったが。

さて、毎週末になると母と顔を突き合わせてお見合い相手を吟味していた三浦さん。母としては、ウォーミングアップの意味も兼ね、一度誰かとお見合いしてみては?と提案してみたが、三浦さんは、納得の行く理想のマッチングを求めて、なかなか応じようとしない。数打ちゃ当たる的なお見合いなど、三浦さんの理想の対極にあったのだ。
それでも最初の頃の入れ込みも静まり、あれこれと相談に乗ってもらっているうちに、母に対して高いシンパシーを感じるようになったようだ。三浦さんの突拍子もない申し出にも、母は決して頭ごなしに否定したりせず、二人でじっくりと話し合った末に納得させた。
(人間分析とは冷徹な作業のように思われるけど、この人には真心がある。真心のこもった分析だから、僕も納得出来る。実に勉強になる)
三浦さんは母をリスペクトするとともに、あらためて『人生、死ぬまで勉強だ』と、実感するのだった。
そして、ある時ふと気付いた。
(僕の人生、女性と二人きりでいて、こんなにもリラックスした時間を過ごせた経験は一度も無い。もしかしたら、この人こそ僕にもっともマッチングする理想の女性なのでは?)
そう思い始めたらもう止まらない。三浦さんは、母に対する思慕の思いを密かに高めていった。
そうは言っても母は人妻、高校生の娘(私です)だっている。三浦さんは青春(?)の蹉跌に思い悩んだ。彼の初恋(?)は、早くも茨の道に迷い込んだわけだが、それでもあきらめ切れずに、思い切ったわがままを言い始めるようになる。
「志保さん(母の名前です)、僕は今まで、ろくに女性とデートした経験もありません。練習として、その…僕とデートをしてもらえないでしょうか?」
「あ、はい…いいですよ」
クライアントのデートの練習に付き合うことが、母の業務のマニュアルにあったかどうかは知らないけれど、母とすれば、自分が練習台になることで、お見合いへの踏ん切りがつくようになればそれに越したことはない。それから母と三浦さんのデート(の練習)が始まった。一緒に食事をしたり、映画を見たり、お芝居やコンサート。遊園地で絶叫マシーンにも乗りました。
かと思えば、ちょっと脚を伸ばして、中年らしく山歩き。帰りには地元の日帰り温泉でリラックスしたりして。
そんな楽しい日々を重ねるうちに、三浦さんの母への思慕の思いはますます高まり、日帰り旅行では満足出来なくなり、ついには母を一泊旅行に誘ってしまう。
母は、さすがに少しだけ躊躇したみたいだけど、大切なクライアントの要望でもある。
「え、ええ…いいですよ」
と、了承してしまったのだった。
(つづく)

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2012.10.12 Fri l 母と私とおじさんと+1 l コメント (2) l top

コメント

なんだか^^;
期待が持てそうな展開ですねぇ^^。でも三浦さんと主人公のお母さんがどんな絡みをするか楽しみ。

P.S すんません、後で相談があるんだけどいいですか?
2012.10.12 Fri l 大高忠敬. URL l 編集
大高忠敬さんへ^^
ありがとうございます<(_ _)>
お母さんと三浦さんの過激なエッチがポイントになって行くと思います^^
2012.10.14 Sun l スマイルジャック. URL l 編集

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